東ティモール駐在員の自己紹介と想い

ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)の東ティモール現地代表の惠比澤です。

  【ディリで運営するカフェLetefoho Specialty Coffee Roasterのスタッフと】

生まれも育ちも静岡市清水区。中学生の頃、亡き祖母に「あんたは人のために仕事をするのが向いてる」と言われ、社会福祉の道を目指します。大学では社会福祉学を専攻し、大学卒業後は静岡で知的障害福祉の仕事を6年間務めました。

その後、世界中を歩いて回りたい衝動に駆られ様々な国を訪れている最中、インドに辿り着きます。初めてのインドは、それはそれは衝撃的で、2〜3歳くらいの子どもが夜中にゴミを拾っていたり、物乞いをしていたりといった場面を数多く目の当たりにし、自分はこのままなんとなく日本に帰って仕事をするだけで良いのかと自問を繰り返すようになります。


【紅茶を摘む村人】

そんな中、友人のつてでインドの田舎町に行くことになります。そこでは村人全員が紅茶の栽培に従事しており、インド国内外にフェアトレードで出荷していました。もともと貧しい村だったのが、しっかりした品質の紅茶を適正な価格で取引を始め、売り上げの中から集落として積み立てを始めたことをきっかけに、自前で電気や水道を整備したり、毎日何時間も歩いて学校へ行っていた子ども達のためにスクールバスを購入できるまで発展したのを目の当たりにしました。



【村に電気が引かれて住環境が整備された様子】

きっかけさえあれば途上国の状況を変えられる、そのきっかけを創ることをしたいと思うようになり、日本帰国後、フェアトレードの仕事を探していたとき、PWJに出会いました。
PWJに入職したのは2015年3月のこと、そして半年後の2015年7月に東ティモールに初めて訪れることになります。

わずか4年ほど前のことですが、当時は首都ディリでさえ、道路の至る所に穴が空いていたり、未舗装の道でこれが一国の首都なのか…と驚いた記憶があります。さらに驚いたのが、コーヒー産地レテフォホまでの道。いろいろな国を巡ってある程度、悪路には耐性が付いていた自信が吹き飛ばされた瞬間でした。未だにこんな悪路を経て、コーヒーが世界中を旅しているのかと思うと、なかなか感慨深いものがあります。

 

【レテフォホでは悪路すぎて車が止まってしまうこともしばしば】

来た最初は驚きばかりだった東ティモールですが、素朴で優しい人々との毎日は、居心地が良くエキサイティングでもあります。スクーター4人乗り当たり前、首都でも放し飼いの牛や豚、ヤギ、黒魔術で病気が治る!?などなど、未だに驚くことの方が多い東ティモールでの生活ですが、人々の優しさと、美しく雄大な手付かずの自然の中、楽しくも充実した毎日を送っています。


← リンク集へ戻る