★ PWJ東ティモール人スタッフの紹介と想い

前回は生産者のインタビューをお届けしましたが、今回は私たちと働く東ティモール人スタッフの紹介とインタビューをお届けします。

みんな異なる背景を持ちながら、高品質コーヒーの生産•販売を通して生産者の生活の質を向上させる、という私たちのミッション達成に向け、日々奮闘しています。

Ademar dos Santos
アデマール ドス サントス(通称アディーノ)
フィールドマネージャー

【PWJ一筋19年目のアディーノ】
ディリの隣のリキサという県の出身で、小中高はディリの学校を卒業しました。

高校卒業後、当時はまだインドネシア占領時代だったため、インドネシア警察官の個人ドライバーとして働き始めました。

1999年、独立の是非を問う国民投票が行われることになり、ドライバーの仕事を辞め、選挙監視員として選挙に参加しました。

1999年の選挙後、ディリの海上ホテルでポーターとして1年間働き、2001年からピースウィンズジャパンで働いています。

当初はドライバーとして地方で支援物資の配布をしていました。

2003年からコーヒー産地レテフォホで、コーヒー生産者に品質の高いコーヒーの栽培方法•加工技術のトレーニングをはじめました。

【コーヒー生産者から絶大な信頼を集めるアディーノ】

事業が始まったころ、日本人のコーヒー専門家の方に「東ティモールのコーヒーは美味しくなる可能性がとても高い」と言われ、それを実現するために産者の方と一緒に頑張ってきました。

PWJがコーヒーを高い価格で買い取っているので、子どもを学校に行かせることができるようになり、栄養状態が改善した他、きちんとした家を建てることができるようになった生産者も増えました。

【コーヒー生産者の子供たちが通う小学校でのコーヒー授業の一コマ】

PWJと東ティモールのコーヒー農家のために働くことができて私は幸せです。今後も継続してコーヒー農家の支援をしていきますので、私たちのコーヒーを楽しみにしてください。

Jonia Leite Soares
ジョニア レイテ ソアレス
事業開発マネージャー


【働く2児の母ジョニア】

私は東ティモールの西部にあるボボナロという街で生まれ、3歳の頃、首都ディリに移住しました。

ディリの高校を卒業し、ローカルNGOやオーストラリアのNGO、アメリカ大使館で働いた後、奨学金を使ってオーストラリアの大学でマーケティングとマネジメントの勉強をしました。

学位終了後にオーストラリアに残ることも考えましたが、東ティモールのために貢献したいという想いから、東ティモールに戻ることに決めました。

オーストラリアで地域の産品がアイデアや工夫で付加価値を付けて売っているのを見て、自分の専門分野であるマーケティングを生かして、東ティモールの人々を豊かにしたいという想いが芽生えました。

私がオーストラリアから東ティモールに戻った2015年当時、東ティモールで社会貢献活動とビジネスを両立している企業が何社かあった中、東ティモールの主要産業であるコーヒーを高品質化し、海外マーケットへのプロモーションを通して生産者の暮らしを豊かにするというコンセプトに関心と共感を覚え、募集はかかっていなかったのですが、飛び込みで自分の想いを伝えたところ採用されることになりました。

それ以前は正直、全くコーヒーに関しては詳しくなく、CBSで働き始めてからコーヒーの奥深さを勉強しています。

品質は良いけど、まだ世界的にはあまり知られていない東ティモールのコーヒーを私たちのマーケティング力で市場に繋げて、生産者の生活にどれだけ良いインパクトを与えることが出来るかということにやりがいを感じています。

今後はただコーヒーを販売していくのではなく、観光業と結びつけ、東ティモールの文化を発信し他の産品も盛り上げていきたいと考えています。

【日本でコーヒー研修を受講した際に他国のコーヒー関係者と日本のコーヒー専門店を訪問】

また、CBSで働き始めてから東ティモール中のコーヒー生産者と関わるようになり、レテフォホの生産者はいい意味で他の地域と違うことに気付きました。

ティモールで生まれ育ったからこそ、ティモールのことを良いところも、悪いところもわかっているし、私たちでなければ出来ないことがあると思います。

将来はビジネスで得た利益を地域や貧しい人たちに還元していきたいと思っています。教育や環境改善に還元していくことができれば嬉しいです。

1杯のコーヒーが少しずつ、でも確実に東ティモールと世界を変えると信じています。

日本の皆さまには東ティモールのコーヒーを楽しんでいただきたいです。

そしてコーヒーで東ティモールに興味を持っていただけたら、ぜひ東ティモールにも遊びにきて欲しいです。

 Armando Leto Piedade de Araujo
アルマンド レト ピエダデ デ アラウジョ(通称アノー)
オペレーションマネージャー

【もうすぐ初めての子供が産まれるアノー】

私はレテフォホの隣のアツァベ郡という山間部の出身です。
父方の家族はコーヒーを作っているため、幼い頃からコーヒーは身近な存在でした。

インドネシアの高校と大学を卒業後、東ティモールの新聞社に入社し、退職後の2015年からPWJで働き始めました。当初は総務として、現在は主に東ティモール国内外へのコーヒー営業と輸出業務全般を担当しています。
昨年はオランダで開催されたコーヒーの展示会に参加させていただき、それまでとは違った視点で、世界における東ティモールのコーヒーの立ち位置について考えるきっかけになりました。
それまでは、東ティモールのコーヒーは世界で一番高品質のひとつであると信じていましたが、いまだ多くの人が東ティモールのコーヒーはおろか東ティモールという国について知らず、さらに国単位で力を入れているところは数多く、品質に関しても、プロモーションに関しても、それまで以上に努力と工夫をして行かなければならないと強く感じました。

【ヨーロッパでお客様にレテフォホコーヒーを紹介している様子】

生産者の方々は、私たちのように常日頃からお客様と接する機会がなかなかありません。
消費者を意識したものづくりを心がけてもらうよう、品質に関する意識を共有することには、常に気を使っています。
また最近は、地方から進学のためディリに出てきて、そのままディリで就職する若い人たちが増えており、次世代のコーヒー生産の担い手が減ってきています。
東ティモールの若い人たちに対しても、コーヒー生産の魅力を伝えていき、地方の産業を活性化させていくことは、私たちの使命であると感じています。

将来は、東ティモールの産業を活性化させるだけでなく、生産者が市場にアクセス出来るように仲介やトレーニングもしていきたいです。また、コーヒー以外の産品でも日本と東ティモールの架け橋になることできれば幸いです。

4年間PWJの一員として働き、日本の皆さんが東ティモールを継続してサポートしてくれていることにとても感謝しています。また、PWJは難しい状況の中、1999年から東ティモールを支援してくれて心から感謝しています。その一員として働けていることが誇りです。

日本の皆さんは、数ある選択肢の中から東ティモールのコーヒーを選んでいただいているのは本当に感謝と東ティモールのコーヒーに対し誇りを感じています。

レテフォホコーヒーで少しでも幸せになっていただければ、私も嬉しいです。

 

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