今回は東ティモールの生活や文化、歴史に関して感じたことをお話したいと思います。

【ロスパロスタイス】
ホストマザーに東ティモール伝統衣装のタイスを着させていただきました!!
タイスは地域によって柄が異なるのですが、色鮮やかなこちらのタイスは、ロスパロス地方のデザインだそうです。ロスパロスはホストマザーの出身地で、こちらは結婚式にも着用した思い出深いタイスだそうです。
ネックレスをつけたり、ティアラのような飾りをつけたり、手持ち太鼓を持ったりといろいろなパターンがあります。
デザインがとてもかわいくて、ロスパロスタイスのファンになりました!♡
2か月ほどしか住んでいないのに、大切な衣装を着させてくれるファミリーに感謝です。ティモールの皆さんのホスピタリティーの高さと愛情の深さを実感しました。


【衣食の様子】
東ティモールの人々は普段、セカンドハンドの服を着ることがほとんどのようで、街中には古着屋さんがたくさんあります。
私もホストマザーにお願いして、連れて行っていただきました。
常設の古着屋もありますが、私は道端で販売していた古着市のようなところへ行って来ました。山盛りの服がブルーシートの上に大量に置かれています。
基本的にはショートパンツやシャツが50セント、ワンピースでも1ドルで購入できます。市場終了時間に近づくにしたがって、ここからさらに値引きセールが始まるようです。安すぎて不安になる価格設定ですが、掘り出し物もたくさんあるので根気よく探すことが大切なようです。
ティモール人のお母さんと行ったので掘り出し物もたくさん!
「リマ♪プル♪セント!(50セント)」を合言葉に、お母さんたちと大量に購入してきました。少し汚れていても洗濯すれば普段着として十分です。まさかこんなに安く購入できるとは思いませんでした。…復路の荷物の重量が心配になっています。(笑)
また、私はティモール人ご家族と一緒に住まわせてもらっているため、一緒にお買い物に行ったり、夜ご飯のお手伝いをしたりします。
私の住む地域では、夕方になると野菜や果物を乗せた一輪車のような台車が一か所に集まってきます。茎や芯に紐が通されていたり、ニンジンやキャベツがミックスされて1セットになっていたりします。
日本では見ることがない、台車にぶら下げられた野菜たちを見るのが好きです。(笑)
スーパーももちろんありますが、値段が安いからでしょうか?新鮮だからでしょうか?多くの人々で賑わっていました。
古着市での試着の仕方や、値下げのコツ、店主がお釣りを十分に持ってなかった時の対処法など、リアルにこの国で生活したからこそわかることがたくさんありました。
 


【東ティモール抵抗運動博物館(レジスタンスミュージアム)】
この博物館では、東ティモールがポルトガルとインドネシア、そして日本に占領されていた時代から独立するまでの歴史について学ぶことができます。
館内では、写真や文章を記載したパネルや、武器・軍服の展示、実際の映像などから歴史を学ぶことができます。
「百聞は一見に如かず」とはまさにこのことで、歴史については事前に聞いて、知っていたのですが、実際に撮影された写真、映像を見ると、あまりの衝撃で言葉が出なかったです。
がりがりに痩せた子供たち、数秒前まで逃げ走っていた人が殴られ蹴られ亡くなっていく様子、突然の襲撃で人を踏みながら走って逃げる人々。
あまりにもリアルでショッキングな内容が多くありました。これがつい30年ほど前に起きていたというのが、「アジアで最も若い国」という意味なのだと改めて感じました。
館内には多くの文章パネルがあり、そのすべてに目を通すことはできなかったため、次回東ティモールに来たときは、再度訪れたいと感じました。