東ティモール・インターン日記(第3週)

一杯のコーヒーの向こう側

レテフォホでの生活も3週目。1週間が日を重ねるごとに早く過ぎていき、このインターンも折り返しに入っていることに驚いています。

東ティモール・レテフォホでインターン活動をする様子

レテフォホでの生活も3週目に入りました

買い付けと追加乾燥の一週間

今週の主な作業は、コーヒーの買い付けと追加乾燥でした。

買い付けでは、実際に農家さんと顔を合わせて直接コーヒーを買い取り、コーヒーサックに集落名、農家さんの名前、年度などを記入していきます。

買い付けたコーヒーサックに集落名や農家さんの名前を記入する様子

サック一つひとつに、集落名と農家さんの名前を記入します

買い付けたコーヒー豆は、倉庫で少し休ませた後、事務所前のビニールハウスで追加乾燥を行います。コーヒー豆は重さによって買い取り価格が決まるため、乾燥で水分値が下がれば、その分軽くなります。それでも、水分値が高いまま国外へ輸出するとカビが発生する恐れがあり、酸味や香りにも影響するため、品質を保つうえで欠かすことのできない工程です。

ビニールハウスでコーヒー豆を追加乾燥する様子

品質を保つために欠かせない追加乾燥の工程

一杯のコーヒーの向こう側

3週間レテフォホで過ごすうちに、コーヒーそのものだけでなく、コーヒーを取り巻く人たちにも目が向くようになりました。サックに集落名や農家さんの名前を記入する。何気ない作業のように見えても、その袋一つひとつに、実際にここで暮らし、コーヒーを育てている人の存在があります。

日本にいるときは、コーヒーを飲むときに「誰がこの豆を育てたのか」まで考えることはほとんどありませんでした。しかし、農家さんの畑を訪れ、収穫を体験し、その方から直接豆を買い取る経験をすると、コーヒーを見る目が少し変わります。一杯のコーヒーの向こう側にいる人たちを、以前よりも具体的に想像できるようになりました。

レテフォホでの仕事は、コーヒーを扱う仕事であると同時に、そこで暮らす人たちと関わる仕事でもある。3週間を過ごす中で、そんなことを少しずつ実感しています。

レテフォホでコーヒーを育てる農家さんたち

一袋一袋に、育てた人の存在があります

人との出会いに恵まれて

今週は、東京からフェアトレード部の大石さんがレテフォホに来られていました。面接の際に一度お話しする機会がありましたが、東ティモールに長年携わってきた方と、ここ東ティモールで直接お会いすることができました。これまでのご経験や東ティモールとの関わりについてお話を聞き、自分が今この場所で経験していることを、違った視点から考えるきっかけになりました。

これまでの学生生活でも一つひとつの出会いに恵まれてきましたが、今回のインターンでも、改めて人との出会いに恵まれていることを実感しています。慣れない土地での生活を快適に過ごせているのは、ローカルの方々の素晴らしいホスピタリティと、日本人スタッフの皆さんの温かいサポートがあるからこそです。

レテフォホの現地の方々やスタッフとの交流の様子

多くの出会いに支えられた3週間です

集落を訪ねて

今週は、これまで訪れたことのない集落にも足を運びました。集落ごとに特色が異なり、訪れる範囲が広がるほど、日本との違いや東ティモールならではの暮らしに気づかされます。

レテフォホでの最終日には、コーヒーの苗木を育てている集落にお邪魔しました。集落全体で苗木を育てることには難しさもあるようですが、自分たちで苗木を育て、植え、収穫まで携わる農家さんの姿を見ることができました。同時に、こうした取り組みを長年支えてきたPeace Winds Japanの努力も、現場を見ることでより身近に感じられました。

コーヒーの苗木を育てる集落の様子

自分たちで苗木を育て、植え、収穫まで携わる農家さんたち

ここまでを振り返ると、本当に一瞬で時間が過ぎています。貴重な機会だからこそ、ここでしか得られない気づきや学びを、これまで以上に貪欲に得ていきたい。穏やかなティモールで出会えた一つひとつのご縁に感謝しながら、折り返しからの時間も過ごしていきたいと思います。