【第五回「溢れるほどの星空と、異文化交流」】
東ティモールに来てから初となる大きな停電を日曜日に味わいました。水辺の周りをカサカサ動く茶羽根の虫を見つけてげんなりしたり、携帯の充電残量の少なさに怯えたりしながらも外へ出てみるとうっとりするくらい美しい星空が広がっていました。ディリの街でこの星空が見られて気持ちがとても高揚したのを覚えています。
先週末はディリに帰ったのですがそれ以外の日はずっとレテフォホにいます。夜はゾッとするくらい寒いのだけれど昼は半袖でいても暑い。そんな気候の中なので、体調を崩さないよう努めなければ…と感じます。
大学生の吉田さんにコーヒーの焙煎を教わったり、アドバイスをもらったりする日々です。夜にはトランプをしたり料理を教えてもらったり色いろ楽しいことをさせてもらっています。また今週は近畿大学から学生の方が8名、引率の先生が1名こちらに来られていました。あまり聞くことのない関西弁は新鮮で、お話も少し違う世界のことのようでとても楽しかったです。レテフォホにいる人数が多くゲストハウスの宿泊の許容人数から溢れてしまうため何人かはテント泊をしたのですが、その時に見える星空が息を呑むくらいに最高でした。テントの中で大富豪をしたり、一緒に流れ星を探したり、素敵な夏休みだなぁとしみじみ感じいってしまうような時間でした。また同行をさせてもらい現地の病院や学校を訪問させてもらいました。日本との違いを思い知ったり歴史を知り感じ入ったり、感じるものがとてもたくさんありました。
また、キリスト像や教会、学校の教室などで宗教やそういった趣向とたくさん出会っています。今までの人生であまり宗教と触れてこなかったので影響力の大きさや深みのようなものに圧倒されています。日本に帰ったら少し勉強してみたいな という思いを抱きました。
これからコーヒーの買い付けも本格的に始まり、学び多い日々は続きそうです。学べること全部吸収して頑張ろうと思います
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第五回「溢れるほどの星空と、異文化交流」